PCケースは自作パソコンの“お家”みたいなもの。サイズや対応マザーボード規格(ATX・Micro-ATX・Mini-ITX)、冷却ファンの数、GPUの長さなど、選び方がたくさんあって迷いがちです。
そこでこの記事では『pcケース おすすめ メーカー』をピックアップし、ケースサイズ(フルタワー・ミドルタワー・ミニタワー)、拡張性、ケーブルマネジメントのしやすさ、デザイン性までやさしく解説。あなたにぴったりの一台が見つかるよう、基本の選び方ポイントもしっかり紹介します。
AntecのP20CEは、内部のLED光が苦手な人におすすめのミドルタワーPCケースです。フロントパネルがスチール製で非透過タイプなので、シンプルな外観を好む方や静かな環境で作業したい自作PCユーザーにぴったり。Extended ATXまで対応するマザーボードスペースを確保し、将来的なアップグレードにも安心です。
標準で120mm PWMファンを3基搭載し、天板には360mmラジエーターも取り付け可能な冷却性能が魅力。大規模なエアフロー設計とフルサイズのダストフィルターで、内部をクリーンかつ涼しく保ちます。金属製ピンタイプのフロントパネルは簡単に取り外せ、クリップオン式フィルターのお手入れがラクなのも嬉しいポイントです。
底部の3.5インチベイはやや奥まっているため、ドライブ配置は事前にプランを練るとスムーズ。ケーブルマネジメント用スペースも十分にあり、見た目をすっきり仕上げたい人におすすめ。約¥12,964というコストパフォーマンスの高さも見逃せません。
Antec Constellation C3 ARGBは、ARGBライティングと強化ガラスパネルを備えたミドルタワーPCケースで、見た目と冷却性を両立させたい自作PCユーザーにおすすめの一台です。フロントとサイドがピラーレス構造なので、内部のパーツを美しく見せたい方にも最適です。
最大8基の120mmファンまたは360mmサイズの水冷ラジエーターを取り付け可能。標準で5基のARGBファンとファン・ARGBハブを内蔵しており、高いエアフローを確保しながら光る演出も楽しめます。CPUクーラーは高さ最大約160mmに対応するので、空冷・水冷問わず幅広い冷却環境をカバーします。
ドライブベイは3.5インチ×1、2.5インチ×2を装備。背面にARGBコントローラを搭載し、PWMファン端子やARGB端子が余裕を持って用意されているので、ケーブルをまとめながら増設しやすい設計です。ただし裏配線スペースはやや狭めなので、配線に慣れていない初心者は注意が必要です。
ブラックカラーのシンプルな外観と強化ガラスの見栄え、そして約1.5万円というコストパフォーマンスの高さが魅力。ゲーミングPCやライトな配線で魅せる自作PCを目指す人におすすめのPCケースです。
Phanteksの『Eclipse P200A』は、コンパクトなMini-ITXケースでありながら優れた冷却性を追求したい自作PC初心者やサブPCを組みたい人におすすめです。
フロントとサイドに施された超微細パフォーマンスメッシュパネルが、標準搭載の120mm D-RGBファン2基をしっかりサポート。最大240/280mmのラジエーターをフロントに、240mmをサイドに設置できるため、空冷はもちろん水冷にも対応します。内蔵のデジタルRGBコントローラーでマザーボードなしでも光らせられ、強化ガラスウィンドウ越しに美しい内部を楽しめるのが魅力です。
裏配線スペースはややタイトなので、ケーブルマネジメントを工夫するとさらに見栄えよく組めます。CPUクーラーは高さ160mmまで対応、ATX電源も搭載可能。コンパクトながら拡張性とデザインを両立したい人にぴったりの一台です。
ANTECのP10Cは、防音パネルを前面・側面・天板の4面に搭載した静音志向のミドルタワーPCケースです。高い静粛性を求めるゲームユーザーや音に敏感なデスクトップ作業者におすすめ。裏配線スペースも広く、組み立て中のケーブル整理がしやすい設計になっています。
最大6基まで拡張できるファン搭載に対応し、最初から標準搭載の120mmファン4基(前面×3、背面×1)は十分な冷却力を発揮。フロントにはUSB-C端子や5インチベイも備えており、将来的な増設や光学ドライブ装着を考える方にもおすすめのモデルです。
簡単な組み立てを進めれば、フィルター付きダストフリー環境で長期間清潔に運用可能。メンテナンス性にも配慮した作りなので、初心者がPC自作デビューする際にもおすすめです。
Antecの『CX200M RGB Elite』は、Micro-ATX対応のミニタワーPCケースで、コンパクトに自作PCを組みたい人におすすめの一台です。前面と側面に強化ガラスパネルを備え、固定モードのRGBファンを5基標準搭載。見た目を重視しながらもエアフローを確保したいユーザーにぴったり。
このケースは5つの120mm RGBファンで下部フルメッシュから空気をしっかり取り込みます。CPUクーラーは高さ164mmまで、GPUは最大330mmまで対応。ミドルクラスのパーツを組み込みつつ、冷却性能を重視する自作PC初心者にもおすすめです。
裏配線用の5インチベイは取り外し可能で、ケーブルマネジメントがしやすい設計。前面にはUSB2.0ポート×2とオーディオ端子を装備し、拡張性と利便性のバランスが良いのも魅力です。
また、ARGBピンのないマザーボードでも電源のPWMケーブルからRGBに給電できる仕組みを採用。ライティング機能を簡単に楽しみたい低価格マザーユーザーにもおすすめです。
ただしファンは常時フル回転で音が気になる場合があり、大型水冷ラジエーターは背面の120mmのみ対応なので、空冷構成を中心にしたい人に向いています。
Antec Constellation C7 ARGBは、ゲームや動画編集などで高負荷な作業をしつつ、見た目にもこだわりたい人におすすめのミドルタワーPCケースです。前面と側面にピラーレス式の強化ガラスパネルを装備し、中に組んだパーツを鮮やかなARGBライティングで演出できます。
一番の魅力は冷却性能。120mm逆回転ARGBファンを3基、140mm ARGBファンを1基の計4基を標準搭載し、さらに最大10基までファンを増設可能。360mmサイズの大型ラジエーターにも対応し、CPUクーラーやラジエーター冷却を重視するユーザーにぴったりです。
内部はExtended ATXマザーボードまで収まる広々設計。グラフィックボードや大容量電源ユニットも問題なく搭載でき、配線スペースも確保されているため、初心者でもケーブルマネジメントがしやすい作りになっています。
ダストフィルター付きでホコリ対策も万全。重さは約11.7kgとずっしりしていますが、剛性感のあるスチールフレームと強化ガラスの高級感はその重さを十分にカバー。見た目重視かつ冷却性も追求したい自作PCユーザーにおすすめです。
ANTEC P7 NEO ブラックは、静音性と拡張性を両立させたい自作PC初心者から上級者までにおすすめのミドルタワーPCケースです。左右のサイドパネルに防音素材を採用し、標準搭載の120mmファン3基と相まって、動作音を抑えながら内部温度を効率よく下げます。
最大350mmまでの大型グラフィックボードに対応し、5インチベイを1基装備。DVDドライブなど光学メディアを使う方にも使いやすい設計です。E-ATX~Mini-ITXまで幅広いマザーボード規格に対応し、将来的なアップグレードもスムーズに行えます。
本体サイズは幅44.5×奥行き21×高さ47cmとコンパクトなミドルタワー。背面と底面にケーブルマネジメント用スペースを確保しており、配線をまとめやすく、組み立て後も内部のエアフローを妨げません。自宅のデスク下やラックに収めたい方にもおすすめです。
Antec Performance 1 Silentは、静音と冷却性能を両立したE-ATX対応のフルタワーPCケースです。大口径の140mmファンを標準で3基搭載し、ケース内部にしっかりと新鮮な外気を取り込めるため、長時間の高負荷作業でも温度を抑えたい自作PCユーザーにおすすめです。
前面の140mmファン×3に加え、底面やトップにも複数のファン取り付けに対応。最大120mmファン10基、さらに420mmサイズのラジエーターも搭載可能なので、水冷派の方やオーバークロックを楽しみたい人にも安心の拡張性を誇ります。側面パネルには吸音材を貼り付けたソリッドデザインを採用し、ファン音や振動を大幅にカットしてくれるのもポイントです。
気になる点はサイズが大きく、重量約3.1kgと移動や設置の際にスペースの確保が必要なこと。しかし設置後はメンテナンス性も高く、裏配線スペースが広いためケーブル整理が簡単です。静音重視でしっかり冷やしたいエンジニアや自作ビギナーにもおすすめの一台です。
ZALMANのミドルタワーPCケース「S4 Plus」は、RGBファンで光る見た目と十分な冷却性能を両立したい自作PC初心者から中級者におすすめのモデルです。ミドルタワーながらもスリムなデザインで、広めのメッシュフロントがしっかりエアフローを確保します。
標準で前面×2/背面×1の120mm RGBファンを搭載。全面メッシュ構造とアクリルサイドパネルで内部のパーツを見せつつ、冷却効率を高めています。ATX・microATX・Mini-ITXに対応し、最大315mmまでのグラフィックカードが入り、240mm水冷ラジエーターも搭載可能です。
軽量設計で扱いやすい反面、ファンの回転数やRGB制御機能はなく、裏配線スペースがやや狭めという点は注意が必要です。それでも実売7,000円台という価格帯を考えれば、コストパフォーマンスは抜群。おしゃれな見た目と基本的な冷却機能を手頃に手に入れたい人におすすめです。
ZALMAN P40 Prism Blackは、スタイリッシュなピラーレスデザインが魅力のミドルタワーPCケース。強化ガラスをフロント・サイド・トップの3面に採用し、組み立てたパーツを隅々まで見せたい自作PCユーザーに特におすすめです。
メッシュサイドパネルと360mm対応ラジエーター装着ストレージで効果的なエアフローを実現。グラフィックボードガイド付きなので、大きなGPUを載せてもたわみを防ぎ、マザーボードへの負担を軽減します。裏配線スペースが33mm確保されており、ケーブルをまとめてすっきり仕上げたい人にも向いています。
USB3.0×2とオーディオ端子のみのシンプルな前面I/Oは、USB-Cを多用するユーザーにはやや物足りないかもしれません。それでも、見た目と冷却性能のバランスを重視し、安心して長く使えるケースを探している方におすすめの一台です。
Thermaltake The Tower 300 Snowは三面強化ガラスを採用したマイクロタワーPCケースです。見た目にこだわりたい自作PCユーザーにおすすめの一台で、内部パーツをしっかり見せられるデザインが魅力です。
コンパクトながら拡張性が高く、最大400mmのグラフィックカードや420mmサイズのラジエーター、最大8基のケースファンを搭載可能。冷却性能を重視するゲーミングPCにもぴったりで、高負荷時も安定した温度管理が期待できます。
マザーボードはMicro-ATXに対応し、配線を背面にまとめる裏配線レイアウトを採用。縦置きはもちろん、別売りの横置きスタンドを使えばユニークな横置きスタイルも楽しめます。小スペースでかっこいいケースを探している人におすすめです。
Thermaltake View 170 TG ARGB Snowは、コンパクトなMicro-ATXケースを探している自作初心者や、省スペースのデスク環境でおしゃれなPCを組みたい人におすすめの一台です。前面と左サイドにフレームレスの強化ガラスを採用し、内部を広い角度で見せられるので、RGBライティングを映えさせたい方にもぴったりです。
標準で3つの120mm ARGB Liteファンを搭載。ASUSやMSIなど主要マザーボードのソフトから簡単にライティング制御ができ、多彩な発光パターンを楽しめます。トップには最大280mmのラジエーターが載せられ、GPUは最大340mmまで対応するので、冷却性と拡張性を両立したいゲーマーにもおすすめです。
CPUクーラーは高さ最大160mm、電源は長さ最大180mmまで対応するため、パーツ選びにゆとりがあります。フロントI/OはUSB3.0×2のみなので、USB-Cを多用する人には注意が必要ですが、価格は約8千円と手頃。はじめてのミニタワーケースとしてコスパ重視の方におすすめです。
Cooler MasterのSilencio S400は、静音性を重視したミニタワーPCケースで、自作PC初心者から経験者まで幅広くおすすめできる一台です。低重心設計で安定感があり、フロントとリアに標準搭載された120mmファンが動作音を抑えながらしっかり冷却。音を気にせず作業やゲームに集中したい方にぴったりです。
内部はMini-ITX・Micro-ATXに対応し、最大319mmのグラフィックカードや5.25インチ×1、3.5インチ×4、2.5インチ×4のドライブベイを備えています。前面にはUSB 3.2 Gen1ポート×2とヘッドセットジャックを配置し、アクセスも簡単。遮音材入りのスチールパネルが外部ノイズをカットしつつ、価格も抑えられているためコストパフォーマンスを重視するユーザーにも大変おすすめです。
Cooler MasterのミドルタワーPCケース「MasterBox 600」は、自作PC初心者やゲーミングPCを組みたい人におすすめの一台。背面コネクタタイプのATX~E-ATXマザーボードに対応し、大型の420mmラジエーターまで取り付け可能なので、冷却重視のユーザーにもぴったりです。
一番の魅力は、フロントに140mmARGBファン×3基、リアに120mmARGBファン×1基を標準搭載している点。別売りファンを買い足さなくても十分なエアフローを確保でき、パーツをしっかり冷やせます。さらに33~35mmの裏配線スペースでケーブルをまとめやすく、組み立てやメンテナンスも簡単。USB3.2 Gen2x2 Type-Cポートを含む高速インターフェースも備えているので、最新デバイスとの接続もスムーズです。付属ファンはやや音が気になる場合があるものの、静音ファンに交換すれば静かに運用できます。ゲーム用途や見た目重視の自作PCにおすすめです。
Fractal Design Define 7 Blackは、防音素材を貼ったソリッドパネルで静音性を高めつつ、シンプルで高級感のある外観が特徴のミドルタワーPCケースです。静かに自作PCを楽しみたいエンジニアやゲーマー、長時間稼働するサーバー用途でも安心して使える設計で、E-ATXまで対応する広い内部スペースを備えています。
一番の魅力はスクリューレスでパネルを取り外せる点と、両側から開閉できるフロントドア。工具なしでサイドパネルを外せるので、メンテナンスやケーブルマネジメントが手間なく行えます。オープンレイアウトとストレージレイアウトを自由に切り替えられ、光学ドライブや大容量ストレージを搭載したい人にもおすすめです。
これからご紹介するポイントをおさえれば、自分にぴったりのpcケース おすすめ メーカーが見つかりますよ。安心して選んでくださいね。
自作PCを組むときは、まずATX、Micro-ATX、Mini-ITXといったマザーボード規格を確認しましょう。規格が違うとケースに入らないので、自分のパーツ構成に合ったメーカーを選ぶのが大切です。
設置スペースに合わせて、フルタワー・ミドルタワー・Mini-ITXなどのサイズから選びます。置く場所が狭いならコンパクトなミニタワー、拡張性を重視するならミドル以上がおすすめです。
パーツは熱を持ちやすいので、ケースの標準ファン数やラジエーター対応を必ずチェックしましょう。冷却性能が高いと長時間のゲームや動画編集でも安心です。
交換したいグラフィックカードの長さ(GPUクリアランス)や、SSD・HDDを入れるドライブベイ数を確認しましょう。長く使うほど拡張性のあるケースは役に立ちます。
裏配線用のスペースや結束バンドフックの有無をチェック。配線がきれいにまとまると、パーツ交換や掃除もスムーズです。
強化ガラスパネルやアルミ素材、RGB LEDなど、見た目の好みに合わせて選びましょう。お気に入りのデザインだと、PC作りがもっと楽しくなります。
自分の予算に合った価格帯から選んで、コストパフォーマンスを重視しましょう。人気のpcケース おすすめ メーカーは、価格と性能のバランスがとれているので安心です。
ここまで『pcケース おすすめ メーカー』の選び方をおさらいすると、対応マザーボード規格、ケースサイズ、冷却性能、拡張性、ケーブルマネジメント、デザイン、価格の7つが大事なポイントでした。
ぜひこの記事を参考に、自分の用途や設置スペースに合うお気に入りのPCケースを見つけてみてください。初心者の方も安心して選べる定番メーカーをそろえているので、心強くスタートできますよ!
掲載している各種情報は、MATOMER編集部が調査した情報をもとにしています。
出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。
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